ただ人読む前の反出生主義のメモ

恐山さんの新著は反出生主義に関する話題を議論する本であり、その前に自分の考えと志向を整理するためのメモ

自分はうまく倫理道徳哲学の本を見つける術を会得していないので適当なことを言っている可能性が大

文献をたどる力がないので、むしろ公開したほうがいいだろ

だれか教えてくれ~~~

  • そもそも反出生主義って道徳実在論から来てるよね?(実際は功利計算として出生前の存在について志向しているため功利主義的)
    例えば現代においては「そもそも倫理は人と人との利害関係の交渉により生まれるものなんだから、公理にせよ直感にせよ一本の柱(真理)が倫理に存在すると考えてる時点で現実に立脚していない完全なナンセンス」的な言説を多くの人が共有しているように感じる。
    たびたびインターネットを見てると健常者シミュレータみたいな言い方で揶揄しているが、まあ健常者の方からしてみても似たようなことしてるだろうしむしろそれが社会性という物だろうからまあ気にする必要はないだろう
  • そうなるとなぜ多くの人が倫理や道徳を守っているのかというとその行動が自分にとって理があるからで、永井均さんとかが詳しく述べていたはず
  • 基本的に反出生主義は唱えている人、履行する人にとってメリットは存在しない!誰にとってもメリットのない道徳というのは自分にとって相当前代未聞だ。
  • 非存在にとってはメリットはあるだろうが、そんな道理通るだろうか?死後の世界の存在を現代科学で明らかにする的なナンセンスさを感じてしまった。

  • (ある)議論として倫理的なものを扱っている場合、出生を肯定するにせよ反出生を肯定するにせよ社会的な同意をその構成員の規範として採用するということ。
    ここ各人の自由としてよい等の話を持ち込むと議論は成立しなくなってしまう。規範の話をしているのに、最後には「その履行は各個人に任せます」はアンフェア
    →反出生主義は相対主義と両立することはできないのではないか?
  • 反出生主義をするなら、皆、必ず規範として強制しなくてはいけない(法ほど固いものでなくとも、社会的な圧としてでも強制せざるを得ない!

  • 反出生主義がほかの倫理と違い緩める余地がないのは大きな特徴だと思う(普通倫理はできる限りを要請していて、例外も(社会がそのつどつどに応じて)認めてくれる可能性があるような気がする。
  • 反出生主義の場合は子を作ってはいけないし、反出生のために他人へ子を作らせないのは緩和の余地ない倫理

  • その辺ってどんな議論がされていたんだろう?読んだ限りだとだとメリットの話をしていたのは全くなくて、哲学の主義の違いでバトルするみたいな専門的な扱いについて議論していて自分はよく理解できたわけではなかった。知の欺瞞ほどではないが前提の文献は初学者にとっては割と多い気がする。
  • すべて教えてくれる授業か友人ほしいな……

生協が開いていないせいで最短で月曜まで読むのはお預けになりそう。この辺の話を深めて話してくれるとうれしいなっ!って思いながら読むのを楽しみにしています